AIを替えても仕事を引き継げる、文書とルールの整え方
チャットが変わるたびに説明し直す負担を減らすために。ハンドオフ、作業マニュアル、案件マスタ、SSoTの整え方を紹介。日々の修正を文書に戻し、ClaudeとCodexで仕事を引き継ぐ運用を考える。
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AIを育てるための情報管理と進め方
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新しいチャットを開くたびに、案件の背景や前回の判断を説明し直す。AIを替えると、また最初から教え直す。この繰り返しを減らす方法は一つだ。仕事の情報をチャットの外に残し、必要なときにAIが読める場所へ置く。
情報を3つに分ける
| 種類 | 中身 | 置き場所の例 |
|---|---|---|
| 案件資料 | 受領資料、議事録、成果物 | Google Driveなどのクラウド |
| ハンドオフ | 進捗、判断の理由、残っていること | 作業フォルダの Handoffs/ |
| 作業マニュアル・スキルズ | 繰り返す手順、出力形式、確認事項 | 共有文書、AIのスキルズ |
「この案件でどこまで進んだか」と「どの案件でも守る手順」を分ける。これだけで、一時的な事情が共通ルールに混ざらなくなる。
※ ファイルを置くだけでは読めない。ツールごとに接続と権限を設定し、実際に読めるか確かめる。
区切りで「ハンドオフ作って」
仕事が一区切りしたら、AIにこう頼む。
ここまでの作業を
Handoffs/に保存して。目的、完了したこと、判断とその理由、残っていること、次の作業、参照先を含めて。まだ確認していないことは分けて書いて。
次回はこの文書を読ませてから再開する。別のAIに同じ文書を渡せば、そのまま続きを頼める。
マニュアルは「直した瞬間」に書く
マニュアルを書く時間はわざわざ設けない。AIの出力を直してよくなったら、その指示を手順へ戻すだけでいい。
- どの案件でも使う指示 → マニュアル・スキルズへ
- その案件だけの事情 → ハンドオフへ
「次は気をつけて」で終わらせず、次に読まれる場所に残す。
ルールの正本は一つにする(SSoT)
同じルールをカスタム指示・スキルズ・案件文書へコピーすると、片方だけ古くなる。ルールごとに正本を一つ決め、ほかの場所からは参照する。入口には「どこにあり、どの作業で読むのか」だけを書く。
CodexとClaude Codeを併用するなら、共通ルールを AGENTS.md に置き、CLAUDE.md からは @AGENTS.md で読み込む形にできる(Codexの公式資料・Claude Codeの公式資料)。
案件が増えてきたら、顧客名・案件名・照合キーワード・保存先を一行にまとめた案件マスタも用意する。似た名前の案件を取り違えずに済む。
まずは一案件で試す
- 対象を一案件に絞り、資料の保存先を決める。
- 短いマニュアルとハンドオフを作る。
- 別のチャットでその文書を読ませ、どこまで説明し直さずに続けられるかを見る。
足りなかった情報を、次に読ませる文書へ足していく。
※ AIにファイル操作を任せる前に、原本と成果物の置き場所を分け、権限・変更履歴・復元手順を確認しておく。

